母の日定番のカーネーション。色によって意味が違う!
「母親のための祝日を設ける運動」がきっかけとなって生まれた記念日
5月の第2日曜日といえば、皆さんもちろんご存知ですよね? そう、母の日。日頃の母の苦労を労り、その感謝を伝える日。
20世紀初頭にアメリカのアンナ・ジャーヴィスという女性がおこした「母親のための祝日を設ける運動」がきっかけとなって生まれた記念日です。
2016年の母の日は5月8日です。子供から大人まで、年齢性別問わず母親に普段伝えられない気持ちを伝える機会をくれる素敵な日。皆さんはどんな形でその気持ちを表現しますか?
母の日のプレゼントと聞いて多くの人が最初に思い浮かべるであろう「カーネーション」。母の日に贈るプレゼントの王者といっても過言ではないと思います。では、そもそもなぜ母の日=カーネーションになったのでしょうか。
その歴史は、先述に出てきたアンナさんが作り上げたものです。アンナさんが偉大なるお母様の亡き後、祭壇に飾ったのが白いカーネーションだったのです。白いカーネーションはアンナさんのお母様が好きだった花だそうです。それから、カーネーションは母の日の花とされるようになったのです。
しかし、カーネーションは色によって全く異なる意味合いを含んでいるので、プレゼントする際にはその内容を知っておいた方がよいといえます。
花言葉は『深い愛』『母への愛』『母の愛』
赤いカーネーション
アンナ・ジャーヴィスが追悼式の際にカーネーションを参列者に配ったのですが、母親が存命の人には赤いカーネーションを渡したそうです。
そして、花言葉は『深い愛』『母への愛』『母の愛』。愛ということばが羅列し、まさに母の日のための花といった印象を受けますね。定番中の定番になるわけです。
濃い赤色のカーネーション
赤色が愛に満ちた意味を含んでいるのならば、濃い色ならなおさら……と思われた方、実はそれは間違いです。濃い赤色にはこんな花言葉がつけられています。――『私の心に哀しみを』『欲望』。うーん……感謝を込めるというよりは、ネガティブな感情をぶつけてしまうようなイメージです。自分で買うのならともかく、プレゼントには不向きと思われます。
白いカーネーション
冒頭でアンナ・ジャーヴィスが母親の祭壇に飾ったのが白いカーネーションだったという話を記述しましたね。参列者にも、母親が亡くなっている人へは白色を配っています。花言葉は『純粋な愛』『私の愛は生きています』と相手への愛をひしひし感じるものではありますが、やはり存命のお母様へ贈るのには躊躇われる部分があります。
ピンクのカーネーション
見た目的にも何とも華やかで可愛らしいピンク色のカーネーション。花言葉は『女性の愛』『熱愛』『美しい仕草』など。女性らしさを褒めるポジティブな印象です。いつまでも若々しくいてほしい、お母様の女らしさが好き!そんな方がプレゼントするのに最適なお色だと思います。また、男性が妻へ贈る場合にもおススメ。
黄色のカーネーション
ビタミンカラーで元気になれそうな黄色のカーネーション。お母様の健康を願う気持ちを込めて……と考えている方、ちょっとストップしてください。こちらのお色の花言葉は、その見た目と反したとてもネガティブなものなのです。――『嫉妬』『軽蔑』『愛情の揺らぎ』……。黄色に何か特別な思い入れがある相手以外には、避けた方が無難な感じですね。
オレンジ色のカーネーション
同じビタミンカラーで選ぶならオレンジ色はどうでしょうか。ハキハキとした印象を持っていたり、暖かみのあるお色ですよね。気になる花言葉は――『純粋な愛』『あなたを熱愛します』。見た目通りのポジティブな意味合いを持っているようです。大切なお母様への贈り物としてはもちろんですが、恋人にささげる花としても好印象。
青色のカーネーション
落ち着いたイメージを持つ青色。そんな青色のカーネーションは、神秘的で色気漂う雰囲気を持っています。サントリーが開発した世界で唯一の青いカーネーションは「ムーンダスト」と呼ばれ、花持ちの良さからもプレゼントに好まれています。花言葉は『永遠の幸福』。月のようにやわらかな包容力のある花に……といった想いが込められていて、深い魅力に包まれたカーネーションといえますね。
(参照URL:http://www.hahanohi.com/tokusyu/moondust/)
レインボーカーネーション
カラフルで可愛らしく、とても個性的なカーネーション。花言葉は『感謝』。考案者はオランダのPeter Van de Werken氏。白色のカーネーションに虹色の水を吸わせて色付けされたそうです。受け取ったお母様もその珍しさに驚かれるかもしれませんよ!「いつもありがとう」と一言添えてプレゼントしたら、きっと喜ばれることでしょう。
○母の日 マザーズブーケ カーネーション
母の日といえばカーネーション、なんて世間では言われておりますが、カーネーションならなんでもOKというわけではないのですね。結論からいえば赤いカーネーションがやはり定番!ということなのですが、たまには変わったお色を選んでみるのもアリだと思いますよ。
2016年09月30日 金曜日